多摩川の筏道

筏乗りたちが歩いた道を散策するための案内マップ

右岸の筏道作成のための文献に合う明治期の地図を探す

左岸の筏道は文献に記載されてましたが、右岸の筏道は古い地図を使って作ることが最初です。

つぎは選んだ地図について示します。

 

選んだ古い地図

地図名

時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」
同地図の首都圏1896-1909
※明治29~42年

 

地図中へ記号等を追記するもの

地理情報システム「ひなたGIS」
※「今昔マップ on the web」と「ひなたGIS」の詳細については「資料の引用と出典」ページに詳しく示しました。

 

選んだ理由

理由(1)・・機能から
世の中に古地図というものはかなりの数があると思われますが、このサイトでは “ 古い地図で示した位置が、現在使っている地図の上に示せること ” が必要です。その機能を備えたものが選択した地図です。

 

理由(2)・・年代から
多摩川左岸の筏道で使わせてもらった文献には「筏流しの最盛期は明治30年代までだった」*1とありました。

そして、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」から使用する地図の年代は1896から1909年で、これは明治29〜42年になります。

以上のことから、選択した地図は、筏流しの最盛期の明治30年代の地図といえます。

 

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*1:平野順治,1979,東京都大田区,『史誌 第12号』,p10