多摩川の筏道

筏乗りたちが歩いた道を散策するための案内マップ

文献と明治期の地図で作成した右岸順路

 

右岸順路の全体

下の地図は、前ページの作図方法で作成した多摩川右岸の筏道の全体順路で、青い線で示します。

《出典》このページの地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成されたものから、一部を抜粋し記号等を追記して使用。
表示地図:首都圏1896-1909
青線の追記には「地理情報システム ひなたGIS」を使用。その他の追記は本サイト作者による。
「今昔マップ on the web」
https://ktgis.net/kjmapw/index.html
「地理情報システム ひなたGIS」
https://hgis.pref.miyazaki.lg.jp/hinata/

参考文献の内容から順路を五つに分ける

つぎは、上の全体順路を五つに分けたもので、文献の内容も示しました。

 

六郷橋 ~ 平間

まず六郷橋の近くから土手伝いに平間に出る

 

平間 ~ 諏訪の一本松

その先は無堤防なので、丸子、小杉、宮内と府中街道を歩き、北見方の長崎堤防を通って、諏訪の一本松のところに出る

 

諏訪の一本松 ~ 登戸の渡し

それから二子の筏宿・亀屋に寄って一休みし、川沿いの道を選んで、宿河原堰のところから登戸の渡船場に着く

 

登戸の渡し ~ 稲田堤

上述のようにここで左岸へ渡る者もあったが、さらに先へ行く者は、中野島のカリタス学園の中を突つ切るような形で歩き、野土呂堰から取り入れた二ヶ領用水を越えて、桜の名所・稲田堤に出る

 

稲田堤 ~ 矢野口の渡し

そして菅の多渡様(堤防上の小祠)付近から、矢野口の渡しを利用して、調布の町へ入って行った

 


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